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2019/04/15
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STORY

「死者19名か……」
私は、一人つぶやき、煙草をくわえた。
『殺害方法は捕食そのもの
 肉を引き裂き、食い散らかした痕跡多数あり……
 しかし、大型獣の痕跡は見当たらず……』
「ウェアウルフ……」
古くはヘロドトスのネウロイ人。
ギリシア神話のリュカオン王にも起源をさかのぼる、人ならざるモノ。
文明の波が押し寄せ暗黒時代も終わりを告げようとする今、なおも深い闇として寒村部に残る疫病。
「だが、放っておいたら、都にも広がってくるかもしれんぞ」
隣に立った男が、火をくれながら話しかけてきた。
「分かっている、だから金稼ぎにもなる」
「金だと? お前さんは復讐しているだけだろう」
「……」
「仕事さえ完遂できれば、軍としては詮索せんがな」
「……」
大きく紫煙をくぐらせ、新聞を男に渡した。
「ウチの風来坊を見なかったか」
「いつも連れてる相棒だったら、ミオローネの酒場にいたな。
 オオカミどもに怪しまれないよう、精々小奇麗にしてやんな」
金貨をうけとり、路地を後にした。



CHARACTER

ジェームス(変更可能)

男性

ゲームの主人公。つまり、あなた。
世間を騒がせるウェアウルフの噂を聞きつけ、とある寒村を訪れます。
どうやら、かの怪物に対して、特別な事情を抱えているようです……。

サミュエル(変更可能)

男性

相棒。
主人公を助けるために、旅に同行します。
どのような人物かは、あなたの選択次第です。




SYSTEM

・キャラクターメイキング
相棒の、お名前、年齢、髪形、関係性などを自由に設定。
ジョブチェンジをすることで衣装が変更可能、小道具も充実です。
あなただけのパートナーを作成し、共に事件に挑みましょう。

パートナージョブには、それぞれアビリティが設定されています。
上手く活用できれば、ゲームの助けとなるでしょう。

・アイテムの購入
入手した資金で、アイテムを仕入れることが出来ます。
パートナーの経験値を上げたり、ゲーム中に状態回復することが可能です。

・心理戦
村の規模と、状況の切迫具合を選択し、難易度を調整することが出来ます。
設定が終われば、次は主人公のジョブ決定。
<村人>か<人狼>か、振り分けが終われば、いよいよゲームの開始です。

一日に一度、話し合いを経て一人を処刑。
また、人狼が、村人の一人を殺害します。

人狼が全滅すれば村人の勝利。
人狼と村人が同数になれば、人狼の勝利です。

上手く場を誘導し、敵味方を見極めて、自陣の勝利を目指しましょう。

 

 

人狼、村人、神父、騎士、占い師の役割を、プレイヤーとNPCが割り振られる。
人狼は村人を殺し尽くすのが目的、それ以外は人狼を殺し尽くすのが目的。
人々は、対話によって情報収集し、投票によって毎日一人処刑する。
対話や投票には、人狼含め、全ての役割の人が参加する。
人狼は、処刑とは別に、毎日一人殺す。
最終的にどちらかが死に絶えたら1ゲーム終わり。
それを、繰り返していきます。

対話では、自分やNPCの職業を宣言したり、NPCに質問したり、NPCの質問に回答したりします。
虚偽の発言をすることも可能です。
対話は選択肢によって行います。
文字入力や音声入力による会話はできません。

騎士は、人狼による殺害を防ぐ能力がありますが、守れるのは毎日指定した一人。騎士自身の身を守ることはできません。
占い師は、毎日一人誰かの役割を知ることができます。
神父は処刑された者の役割がなんであったか知ることができます。

また、プレイヤーとNPCには、パートナーがいます。ここは、「汝人狼なりや?」とまったく違う要素です。
パートナーにも職業があります。
報復攻撃、防衛、情報収集、投票工作など、様々な能力を持っています。
これによって、少しゲームが複雑になります。

プレイヤーのパートナーについては、職業以外に、口調や容姿をいろいろとメイキングできます。
パートナーの能力は、ゲームの繰り返しで経験値を獲得し徐々に強化されます。